辨 |
カトレア属 Cattleya(卡特蘭 kătèlán 屬)は、中央・南アメリカの熱帯に百数十種がある。
C. bowringiana(洪都拉斯卡特蘭)
C. dowiana(秀麗卡特蘭)
C. elongata
C. intermedia(早花卡特蘭)
ヒノデラン C. labiata(寛脣卡特蘭・大脣卡特蘭)
ハツヒノデラン var. trianae(C.trianae;紅脣卡特蘭・哥倫比亞卡特蘭)
C. lawreneana(勞倫卡特蘭)
C. loddigesii(羅氏卡特蘭)
C. mossiae(花葉卡特蘭)
C. skinneri(危地馬拉卡特蘭)
C. violacea
なお、多くの園芸品種がある。 |
ラン科 Orchidaceae(蘭 lán 科)については、ラン科を見よ。 |
訓 |
属名は、イギリスの植物愛好家カトリー William Cattley(?-1832)に因む。 |
説 |
カトレア属は熱帯アメリカに分布、いずれも樹木に着生して生活する。1818年ブラジルで発見、英国のカトリーに送られ1824年初めて開花、学名
Cattleya labiata が与えられた。
今日カトレアの名で栽培鑑賞するものは、カトレア属の原種と、近縁属のランから作りだされた雑種群。英国のドミニー J.Dominy が、 Cattleya mossiae に ラエリア属の Laelia crispa を交配し、1863年に開花させ、これを Laeliocattleya exoniensis と命名したのが最初のもの。これらは、もはやカトレア属と呼ぶことは適切ではなく、カトレア類と呼ぶ。 |
日本には、明治年間にイギリスから渡来。 |
誌 |
洋ランの代表、俗に「ランの女王」と呼び、全世界で最も有名なラン。
切花・鉢物として利用。 |